ちょいと笠沙まで。
先週末、南九州市にある「笠沙恵比寿」という宿泊施設に一泊してきました。
坊津方面に行ったことがなかったので、新鮮な気持ちで向かいました。
『海を学ぶ、海を遊ぶ、海の冒険館』というコンセプトで2000年7月にオープンした施設で、九州新幹線やいぶたま号などのデザイナーで有名な水戸岡鋭治さんが設計しました。
ななつ星、はやとの風、リニューアルされた隼人駅も彼が手がけています。
漁業で栄えた笠沙町でその自然を生かした観光受け入れ施設として建てられただけあって、宿泊施設の並びに博物館も併設されていました。体験モノとしても、野間岳のトレッキングツアーやシーカヤックや船釣り体験、サンセットクルーズなどイロイロ自然を満喫できる企画があるようです。
あいにくの雨で景色を堪能することができませんでしたが、美味しい料理とお酒をいただき、疲れを癒すことができました。
さて、坊津といえば鑑真が日本に上陸した地で有名です。
百済から538年(ご参拝)に伝来した仏教は、奈良時代に律令国家体制と結びついて発展しました。
しかし、仏教修行の基本たる戒律を経ない僧が増えたため、混乱がありました。
唐の高僧・鑑真は、朝廷からの招請を受け、仏教の正しい授戒の実行、戒律知識を普及をするために、
5回の渡航に失敗し視力を失いましたが、6回目にして遂に日本の地を踏みました。
その後、平城京に迎えられて奈良の仏教の興隆に専念しました。
奈良時代の日本文化に大きな影響を与えた偉人なのです。
では問題です。
鑑真が建立したお寺は・・・・?
『唐招提寺(とうしょうだいじ)』ですね。
四本