星の瞬き

春の星座と言えば何を思い浮かべますか?

夏の大三角と冬の大三角は有名ですが、春の大三角もあります。しし座のデネボラ、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカで春の大三角をなしています。また、北斗七星からうしかい座、おとめ座と伸ばした曲線は「春の大曲線」とも呼ばれています。

 
少しだけ、おとめ座の神話を紹介したいと思います。(ここでは、豊饒の女神デメテルの娘ペルセポネをおとめ座とした説を紹介します。)

豊饒の女神であるデメテルの娘ペルセポネが花を摘んでいたところ、冥府の神ハデスに誘拐されてしまった。それを知ったデメテルは、絶望のあまり、洞窟に閉じこもってしまう。女神が姿を消してしまったために、地上は一年中作物が実らないようになってしまった。人間たちの苦しみを見かねた大神ゼウスは、ハデスにペルセポネを母のもとに帰らせるように言った。しかし、ペルセポネは地上に戻る直前、ハデスに差し出された12粒のザクロのうち、4粒を食べてしまっていた。神々の決まりで冥府の食べ物を口にした者は冥府に属することになっていた。そのため、12ヶ月のうち4ヶ月はペルセポネは冥府の女王として暮らすことになった。そして、その間はデメテルが洞窟にこもるので、地上には冬が訪れるようになってしまった。

 

日本神話にも同じような神話、太陽神「天照大神」の天岩戸のお話がありますね。

 
5月の連休は少しだけ夜更かしをして、星空を眺めてみては?

 

 

 

 

 

 

 

 

内村

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