米軍が最も恐れた男 カメジロー
22日即位礼正殿の儀の祭日、久しぶりに一人の時間を過ごした。
姶良で映画を観た後、本屋でお気に入りの作家の本を買って、天文
館の小さな映画館で上記のドキュメンタリー映画を観た。そしてそ
の本を書店で買い求めて今日読み終えた。
1945年のポツダム宣言以降、沖縄は日本に復帰する1972年まで
アメリカ軍に占領された。果たして米軍統治下では、沖縄には民主
主義などほど遠く、住む土地や田畑は軍用基地として奪われ、その
権力に抗う者にはありとあらゆる手段で圧力をかけてくる。奇しく
も沖縄以外の日本には日本国憲法が公布・施行されたというのに。
そんな理不尽が横行する中、米軍と堂々と闘った男がいた。それが
「カメさん、カメジロー」こと瀬長亀次郎である。
もしかすると私を含む多くの日本人は、この時代の沖縄の実態を知
らないのではないか。恥ずかしながら、正直言って私は同じ日本に
住んでいながら何も知らなかった。だから沖縄が今抱えている米軍
基地の問題を、同情しながらも対岸の火事のように眺めていたこと
を告白しなければならない。
沖縄のこの時代を、私たち日本人は知らなければならないと思う。
そしてこの「不屈のカメジロー」を知れば、そこには本当の思いや
りの心が(オリンピック用や観光用のものではなく)、日本の明るい
未来が見えてくのではないかという気がする。
めーめー仔ヤギ
(久しぶりに投稿しました。だからしばらく読まれないかも、ですね?)