気になったので調べてみました。 Part2
先日、テレビを見ていたら『火熨斗』という文字に目が留まりました。
その時は特に注意深く見ていたわけではないので、読み方や意味は解りませんでした。
それから数日後、『火熨斗』をふと思い出して、インターネットで調べてみました。
熨(の)す・・・熱でしわをのばす
斗・・・ひしゃく
『火熨斗(ひのし)』 は、 昔のアイロンを指すそうです。
さらに、火熨斗から、「熨(の)す」⇒「伸ばす」ことを意味する「のし」に「熨斗」の字が当てられ、
昔の慶事の贈答用などで薄く伸ばした鮑を『熨斗鮑(のしあわび)』と呼んだことから、
現在も贈答に用いる『熨斗(のし)』の用字になったそうです。
『身に付ける衣服のしわをのばし、身なりを整える』
ずっと昔、火熨斗の時代から夫や子供を気遣ってくれる人、
おそらく、お母さんでしょう。
卒業式や入学式など何かと人前で正装をすることが多い今の季節。
アイロンがかけられ、しわのないシャツに袖を通した日は、
お母さんに「ありがとう」と言ってみましょう。
内村