Free Hug
11月30日(日)、広島の平和公園を訪れた。 約1時間原爆記念館の中を見て回ったが、その悲惨さに沈痛な気持ちにならざるをえなかった。改めて戦争の愚かさと原子力の威力の恐ろしさを痛感し、世界で唯一の被爆国として世界に発信し続けなければならない責任もまた感じた。
記念館を後にして、世界遺産に登録されている原爆ドームへと足を運んでいる途中、数名の若い女性たち(たぶん大学生?)が Free Hug と書かれたボードを持っていることに気づいた。「自由なハグ(抱擁)」とは何だろう?と一瞬思ったが、なんだか面白そうだったのでニコニコしている彼女たちとのハグに参加した。
その日の夜、テレビを見ていると、アメリカの黒人少年が白人警察官に銃で撃たれた事件に対する抗議運動のニュースが流れていた。それに関連して、ある白人警察官と黒人の少年がフリーハグしている映像が流れ、それが話題になっているとも報道していた。
フリーハグを検索し、動画サイト You Tube を開いてみた。一人の日本人の青年が韓国に渡り、一枚のボードを手にして街頭に立っている。そのボードには、Free Hug と書かれ、日本の国旗と韓国の国旗の下に For Peace と書かれてあった。そんな彼を毛嫌う人もいたが、多くの通行人が彼とハグをしている。
ただ少しだけハグするだけで平和を求める心は確かめ合えるんだと思うと、このハグはとてつもなく意味のある行動なんだと感じる一日だった。今日出会ったあの若者たちに感謝しなくては。 メーメー仔山羊