回路と回路図

電流が流れる道筋を回路という。

電気用図記号で回路を表したものを回路図という。

電流・電圧と回路

電流の単位には,アンペア)を使う。電流計は測定したい点に直列につなぐ。1A=1000mA
電流の大きさがわからないときは,最初に5Aの-端子につなぐ。

電流を流そうとするはたらきの大きさを電圧という。電圧の単位には,ボルト)を使う。電圧計は測定したい区間並列につなぐ。
電圧の大きさがわからないときは,最初に300Vの-端子につなぐ。

電流計や電圧計は最小目盛りの10分の1まで読みとる。

 

電流の流れる道筋が1本で,途中で枝分かれしていない回路を直列回路という。

電流の流れる道筋が途中で枝分かれしている回路を並列回路という。

 

オームの法則

電流の流れにくさを抵抗という。抵抗の単位には,オームΩ)を使う。抵抗器や電熱線を流れる電流の大きさは,これらに加わる電圧の大きさに比例する。これをオームの法則という。

全体の抵抗(合成抵抗)

抵抗器をで直列につないだ回路では,回路全体の抵抗は各部分の抵抗のとなる。

抵抗器を並列につないだ回路では,回路全体の抵抗は各部分の抵抗より小さくなる。

物質によって抵抗は異なる。
金属は抵抗が小さく電流が流れやすい。このような物質を導体という。

ゴムやガラスなどは抵抗が非常に大きく,電流がほとんど流れない。このような物質を不導体絶縁体)という。

 

電力

電気のもつエネルギーを電気エネルギーという。

1秒間に使われる電気エネルギーの大きさを表す量を電力(消費電力)という。
電力の単位には,ワットW)を使う。

熱量・電力量

電流が流れたときに発生する熱の量を熱量,消費される電気エネルギーの量を電力量という。
熱量と電力量の単位には,ジュールJ)を使う。
1gの水を1℃上昇させるのに必要な熱量1Cal=4.2J