元の物質とはちがう物質ができる変化を化学変化という。

1種類の物質が2種類以上の物質に分かれる化学変化を分解という。

熱分解

加熱による分解を,特に熱分解という。

電気分解

電流を流して物質を分解することを電気分解という。

原子と分子

物質をつくる最小の粒子を原子という。(ドルトンが考えた)

原子の種類を元素という。(現在118種類)

元素は化学的性質が似たものが縦に並ぶように整理した表を周期表という。

いくつかの原子が結びついてできた,物質の性質を示す最小単位の粒子を分子という。(アボガドロが考えた)

物質には分子をつくらずにたくさんの原子が集まったものもある。

純粋な物質は,1種類の元素でできている単体と,2種類以上の元素からできている化合物に分けられる。

物質を元素記号と数字を用いて表したものを化学式という。

原子の性質

・化学変化で,それ以上分割することができない。

・原子の種類によって,質量や大きさが決まっている。

・化学変化で,別の種類の原子に変わったり,なくなったり,新しくできたりしない。

化学反応式

化学変化のようすを化学式で表したものを化学反応式という。

< 化学反応式のつくり方 >

反応前の物質名矢印の左側に,反応後の物質名矢印の右側に書く

➁ その下にそれぞれの物質を化学式で表す。

 矢印の左右で原子の種類と数が同じになるように,分子や原子を追加する

 

水素分子と酸素分子から水ができるときの化学変化

① 水素 + 酸素 → 水

➁  H + O2 → HO


酸素原子 Oの数を等しくするために,右側の水分子 HOを1つふやす。
H + O2 → HO HO
水素原子 Hの数を等しくするために,左側の水素分子Hを1つふやす。
H H + O2 → HO HO

H + O → HO