速さ
物体の運動のようすは,物体の速さと向きで表す。
一定時間,同じ速さで動いたt考えたときの速さを平均の速さ,とても短い時間で考えたときの速さを瞬間の速さという。

記録タイマー
一定時間ごとに打点し,物体の運動を記録する装置を記録タイマーという。
1秒間に,東日本では50打点,西日本では60打点する。
・1秒間に50打点する記録タイマーでは,5打点ごとにテープを切って貼り付けると,0.1秒ごとの速さの変化を読み取ることができる。
・1秒間に60打点する記録タイマーでは,6打点ごとにテープを切って貼り付けると,0.1秒ごとの速さの変化を読み取ることができる。

速さが変わらない運動
一定の速さでまっすぐ進む運動を等速直線運動という。
時間と速さの関係・・・速さは常に一定。グラフは横軸に平行な直線になる。
時間と移動距離の関係・・・物体の移動距離は時間に比例する。グラフは原点を通る右上がりの直線になる。

だんだん速くなる運動
物体の運動する向きに一定の力がはたらき続けると,速さは速くなる。
斜面上にある台車には,斜面方向の分力がはたらき続けるため,速さはだんだん速くなる。
斜面の傾きが大きいほど,斜面方向の分力は大きくなるため,速さの変化が大きくなる。
斜面の傾きが90度になったとき,物体が垂直に落下する運動を自由落下という。

だんだん遅くなる運動
斜面をのぼる運動では,運動の向きとは逆向きの力がはたらくため,速さはだんだん遅くなる。
摩擦のある面上の運動では,運動の向きとは逆向きの摩擦力がはたらくため,速さはだんだん遅くなる。
