花のつくり

アブラナの花

花には,外側から順に,がく,花弁,おしべ,めしべがついている。

おしべの先のやくから出た花粉が,めしべの先の柱頭につくことを受粉という。受粉後,めしべの子房果実になり,子房の中の胚珠種子になる。

花のつくりの各部の名称は必ず覚えること!!
大事!
子房 → 果実
胚珠 → 種子

種子をつくる植物

マツの花

子房はなく,胚珠がむき出しになっている。マツでは,花粉が胚珠に直接ついて受粉する。受粉後,胚珠種子になる。

マツの花は雌花雄花であることに注意。先端にあるのが雌花
雄花にある,花粉が入っている袋を花粉のうという。

 

花をさかせて種子をつくる植物を種子植物という。

種子植物のうち,胚珠が子房に包まれている植物被子植物といい,
子房がなく,胚珠がむき出しの植物裸子植物という。

 

種子をつくらない植物

シダ植物やコケ植物は,種子をつくらず,胞子のう胞子をつくってふえる。

シダ植物

葉,茎,根の区別がある

コケ植物

葉,茎,根の区別がない
仮根からだを地面に固定する役割をする。

植物の分類

単子葉類と双子葉類

単子葉類

子葉が1枚の被子植物。

双子葉類

子葉が2枚の被子植物。

双子葉類は,花弁が1つにくっついた合弁花類と花弁が1枚づつ離れた離弁花類にわけられる。

合弁花類・・・アサガオタンポポツツジ
離弁花類・・・アブラナエンドウサクラ

注意!!
タンポポは離弁花ではない

タンポポは花の集合体。
花弁に見えるものが1枚の花だよ。

 

植物の分類のまとめ