細胞のつくり
生物の体は細胞が集まってできている。
生物は,細胞で酸素と養分を水と二酸化炭素に分解して,生きるためのエネルギーをとり出している。細胞のこの働きを細胞呼吸(細胞の呼吸/細胞による呼吸)という。
・体が1つの細胞でできた生物を単細胞生物という。
・体が多数の細胞からできている生物を多細胞生物という。
形やはたらきが同じ細胞が集まったものを組織といい,いくつかの種類の組織が集まったものを器官という。器官が集まって個体がつくられる。

葉のつくりと細胞
植物の葉の断面を顕微鏡で観察すると,たくさんの細胞がみられる。
葉の細胞には,多くの葉緑体がみられる。

光合成
植物が光を受けてデンプンなどの養分をつくるはたらきを光合成という。



光合成と呼吸
植物は,光がよく当たる昼は,呼吸よりも光合成をさかんに行う。
見かけ上,二酸化炭素だけをとり入れ,酸素だけを出しているようにみえる。
光が当たらない夜は,呼吸だけを行う。
酸素だけをとり入れ,二酸化炭素だけを出している。

蒸散
水が水蒸気となって植物の体から出ていくことを蒸散という。

茎・根のつくり
根の表面から水や水にとけた肥料分を吸収している。
根の先端には,根毛とよばれる細かい綿毛のようなつくりがある。
土や水にふれる表面積が大きくなり,水などを吸収しやすくなる。
道管・・・根から吸収した水や水にとけた肥料分が通る管。
師管・・・葉でつくられた養分が水にとけやすい物質に変化して通る管。
維管束・・・道管や師管などの集まり。根から茎や葉につながる。
