第3回親子座がありました!
“子供たちのやる気を喚起したい―”
“「今」という時代の大切さや「生きる力」を感じてもらいたい―”
―11月26日(土)に第3回目となる親子座を開催しました。今回も昨年同様に国分いきいき交流センターにて国分校・横川校・隼人校合同で、多くの保護者の方々と生徒たち並びに外部生にお集まりいただきました。
今回は二人の講師の先生をお招きしました。まずは昨年もご講演頂いた池田学園理事長・校長の池田由實先生。池田学園は塾が創った初めての学校として全国的に有名な学園です。そして、岩手大学名誉教授の八木一正先生。八木先生は物理教育のスペシャリストで、「日テレ;世界一受けたい授業」や「NHK;爆問学問」など、TV出演もされています。
まず池田先生からは、希望する職種になかなか就けない厳しい今の時代、“リベラルアーツ(職業や専門に直接結びつかない教養)”と“グローバル化(国際化)”という教育的キーワードの重要性をお話しいただきました。例えば急激に伸びている再生医療市場のように少し前では考えられない職業が増えてきたり、逆にオートメーション化されていくであろう仕事があったり、これからどんな時代になるか分からない。『様々な時代に対応できる総合力こそが豊かな人生を送ることにつながる。』それは子供たちだけでなくわれわれ大人たちも挑戦していくことの必要性を考えるきっかけになったと思います。
そして、池田先生の同級生の多くが20年前に思い描いた夢を今実現しているというお話もありました。“人生に夢があるのではなく、夢が人生をつくるのです”という先生の最後の言葉がとても心に響きました。
そして八木先生からは、「世界一美しい種子のダンスショーと子育てを語る夕べ」と題し、実験ショーを交えたお話をして頂きました。注視しないと誰も気づかない程地味な種子の乱舞。その自然現象に色・光・時間・風などを上手く使って“料理”し観察すると、全く見たことのない美しい世界が広がっている。子育ても同様で、上手く“料理”することで、とてつもなくすごい子になる。それにはいろいろな体験をさせることが大事。新鮮な感動こそが活動源になるとのこと。ストロボスコープなどの実験器具を使って、色を付けた種子の飛翔や、飛行機が飛ぶのはなぜか?と、生徒に疑問をぶつけ、その答えを目の前で実体験させてくれました。
八木先生のあの手この手の工夫した実験こそが、先生のおっしゃられる『新鮮な感動』であり、それが『魂の栄養』となり生きる上での活力となるのでしょう。もちろん科学だけでなく、いろいろなことに興味関心をもって心を動かすことが大事なのだと思います。
今回の親子座を終えて、生徒たちと保護者の方々がそれぞれ感じたことを語り合い、今後の学習や生活、進路の参考にしていただければ幸いです。
改めましてお忙しい中、この親子座に足をお運び頂きました保護者の皆様に御礼申し上げます。